拝啓 はうあ様

2012.01.27 Friday

今日、家に帰って来たら、友人から手紙が届いていた。
それは1月15日におこなわれた、中学生の時に埋めたタイムカプセル掘り起こしイベントに仕事の都合で参加できなかった僕が、友人に頼んでいたものだった。

つまり、届いていたのはタイムカプセルの中身...。

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「20年後のはうあ様」...。アホすぎる宛名に開封するのに勇気がいった...。きっと中身もアホだから。
詳細はあまりに恥ずかしいし、しょうもないので割愛しますが、当時の僕はクラブをそれなりに頑張っていて、珍遊記が好きだということは伝わってきました。「20年後の自分」、つまり今の僕に対して「元気ならそれでいい」とも。ああ、確かに元気ですよ。。当時の僕が好きな音楽に「BLUE HEARTS」ってあった。今も変わらず好きですよ。
なんだか音楽が聞こえてくる。「ロクデナシ」を聞いていた、ろくでもなかった頃。
好きだった女の子に素直に気持ちを伝えられなかったこと。担任の先生に色々いたずらしたこと。
郡山くんに珍遊記を買って来てもらったこと。先輩のヤンキーに絡まれかけたこと。
小宮くんが捕まえていた毛虫のこと。ルイージがとても足が速かったこと。
クラブをさぼって家で「裸の大将」を見ていたこと。
エトセトラエトセトラ。
なんか色々思い出す。

タイムカプセルに入っていたのはたった一通のくだらない手紙だったけど、なんかそれ以上のものが入っていた気がします。
あれから20年。今も変わらず憧れは「裸の大将」かもしれません。

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導火線に火がついたのは
いつだったろうか
中学生の頃か生まれる前か
爆発寸前の火薬のような
レコードが好きだった
旅人よ 傾いたこの世界から
転げ落ちそう
(THE BLUE HEARTS/旅人)

もはや恒例の。

2012.01.24 Tuesday

今日は雪かもしれない、と思いながら南山城村へ。
いつも通り、しまだくんと。
ギャラリーデンのレジデンス、通称「青い家」の作業です。
3月にオープンなんで、2月末にはそれなりにちゃんとしないといけない、というタイムスケジュールです。

今日は心強い助っ人、谷川くんも参加してくれました。ちなみに彼も作家です。
彼とは初対面でしたが共通の知り合いが...。世間は狭い。
なんだかどんどん面白い人間が集まって来ております。
青い家のプロジェクトは決してお金がいっぱいあるわけではないのですが、
そのぶん人間が集まって来ているし、もっともっと集まって来て欲しいなと思っています。

たぶんもう少ししたら3月の小橋陽介展と、青い家でのイベントのDMができると思うので、できたら僕の方からも紹介いたします☆
あとちなみに、ギャラリーデンさんのブログも面白いですよ☆
http://galleryden-mym.com/blog.html

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昨日のつづき。

2012.01.23 Monday

「ミツバチの羽音と地球の回転」を一緒に見に行った知人から、今朝メールがあった。
「三里塚闘争思い出して寝苦しい夜でした。」とのこと。
そうか、この人も戦って来たんだ、と改めて気づく。
一緒に行ったのは年上の知人。色んな知識や経験が豊富で、色々教えてくれる。

そう言えば僕は、何かを叫んだことがあるだろうか。
大きな障壁に向かって自らの主張を叫び、戦ったことがあるだろうか。
僕の言葉はまだまだつぶやきにすぎない。
ツイッターなんてまさにその名の通りだし、このブログだって同じ。

なんて。
グダグダ言ってないで、さあさあ大っきい声出して行きましょう☆

「ミツバチの羽音と地球の回転」

2012.01.22 Sunday

豊中市でおこなわれた鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会・講演会に行ってきました。
この映画は上関原発建設を巡る、祝島(山口県)の島民の方々の反対運動を中心に、スウェーデンでの「持続可能な社会」を作る取り組みも取材したドキュメント映画です。
(詳しくは → http://888earth.net/index.html

原発や放射能の問題については知れば知るほど絶望的な気持ちすら起こってくるのですが、今日の講演を聞いて、それでも諦めずにひとりひとりが「ミツバチ」となって飛び回ることが大事なんだと強く思いました。

無知や無関心は時として罪なことなのかもしれません。
福島での出来事を政府や東電の責任だ、とだけ言っていては話が前に進みません。
100年、200年、さらにはもっと未来の人々からすれば、現代に生きる僕たち全員の責任だと思うでしょう。
ならばやはり現代を生きる者として、原子力の問題には真剣に向き合わなければなりません。
そう言っている僕自身もまだまだ無知ですが、知っていこうという地点にはなんとか立てました。
現時点で僕なりに思うことは、原子力発電というエネルギー政策は、放射性廃棄物の最終処理の問題がまったく解決していない時点で、完全に欠陥があります。これは、津波の対策に高い防波堤を作るとか、何年で廃炉にするとか、そういった話どころではありません。
フィンランドで計画が進められてている「オンカロ」が、現代の人類の出した「最も有効な放射性廃棄物の処理方法の答え」だとしたら、あまりにも無謀です。これは、放射性廃棄物を地中に埋蔵し、10万年間保持できるように建設するというものですが、10万年なんて誰にもわかるはずありません。それどころかリアリティを持ってイメージすることすら困難なくらいです。でもそれ以外に方法がないのです。
たとえ明日、全ての原発を停止したとしても、この放射性廃棄物の問題からは逃れることはできません。すでに大量にこの世界に存在するのです。

こうやって考えていると、人類はとんでもない袋小路に迷い込んでしまったような感覚になってきてしまいますが、それでも僕は今日も生きているし、地球も回っています。今からでも、ほんの少しでも、できることをやっていくしかない。
そして心が折れそうな時は耳を澄まして、地球のどこかで今日も飛び回っている「ミツバチの羽音」に耳を傾けようと思います。

AIR 南山城村 "青い家"

2012.01.12 Thursday

先日のことですが、またまた南山城村に行ってきました。
またまたしまだくんと。

以前「青い家プロジェクト」と言っていたものは正式にGallery Den mymのレジデンスとして「AIR 南山城村 "青い家"」となりました。少し長いですね、通称「青い家」です。青いと言っても屋根が青いだけですが。

さて、僕の関わり方はというと、基本的には「いち作家として」このレジデンスを使って作品を作ったり、なんか面白いイベントを企画できたらいいな、という感じです。
具体的には3月に「青い家」お披露目の予定です。Gallery Den mym本館の「小橋陽介展」に合わせて青い家でもサウンドのアーティストを招いてイベントをおこなうことになっています。
ちなみに僕自身は夏頃に本館で個展の予定です。
ちなみに一緒に行ったしまだくんは5月に青い家を使う予定です。
今年も南山城村から目が離せないですね、本当に☆

なぜ南山城村なのか?と言われれば、それはGallery Denがあるから、というのが僕の理由です。
でもこうやって何度も行っていると、だんだん土地そのものに愛着が湧いてきますね。
そしてそこで暮らす人々にも。

アクセスの良い都会のギャラリーや美術館で展示することとはまったくことなるベクトルかもしれません。
でもローカルなものの持つパワーには、もの凄い魅力を感じます。
そしてこれだけインターネットが発達している世の中なので、世界の形はもはや単純に「都会」とか「田舎」とかって区切れるものじゃない部分もあったります。

今後の展開もまたブログ等で紹介していきますので、ぜひぜひよろしくおねがいいたします☆

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初夢

2012.01.03 Tuesday

明けましておめでとうございます。
一富士、二鷹、三茄子。
お正月ということで今朝見た初夢の話を。

場所はどこだかわかりませんが、僕は何やら山の頂上のような、「目的地」を目指していました。
何人かのグループ(誰だったか覚えていません)で、険しい洞窟を進んでいて、崖を登ったり、地べたを這ったり、人ひとりがやっと通れるかどうかみたいな感じのところです。
しかしあまりの険しさに、「目的地の方向はわかってるんやから、別のルートを探そう」ということになり、その洞窟ではない別ルートを探しだします。
するとその山を登れる階段を発見し、「なんやこれなら簡単に登れるやん」と言ってぐんぐん進みます。しかしその階段は途中で急に途切れていて、その先には道がありませんでした。
結局なんだかんだで、「目的地にたどり着くには、あの険しい洞窟をすすむしかない!」

というところで目が覚めました。。
いやあ、疲れる夢でした。
ちゃんとした夢占いとかなら、何か意味があるんでしょうかねえ。
しかし僕なりに素直に受け止めることにして、今年の目標(?)にいたします。

目的地にたどり着くには、険しい道を進むしかない!!